陶芸体験の初心者は手びねりがおすすめ!作り方や電動ろくろとの違いを紹介

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陶芸体験は自分で好きなものを作ることができるのが特徴です。毎日使う皿や花瓶を自分の手で作れたら素敵だと思いませんか?

陶芸のなかでも「手びねり」は、初心者でも簡単に取り組める技法。電動ろくろとはまた違う、味わい深いうつわを手軽に作れるのが魅力です。

今回は陶芸の作り方を特集。手びねりの種類やどんなものが作れるのか、電動ろくろとの違いなど、陶芸・手びねりの基礎知識をわかりやすく紹介します。

陶芸体験 手びねりってどんな技法?

手びねりってどんな技法?

焼きもの用の土(粘土)を作品の形にすることを「成形(せいけい)」といい、大きくわけて「手びねり」と「電動ろくろ」の技法があります。

手びねりは電動ろくろを使わずに、土を指先で伸ばしながら成形する方法で、手捏ね(てづくね)といわれることもあります。多くの場合は手回しろくろを使い、土で作った紐を積んだり、土の塊に穴をあけたりしなから、自由にうつわの形を作っていきます。


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手びねりと電動ろくろの違い

手びねりと電動ろくろの違い

陶芸というと、手びねりよりも電動ろくろを思い浮かべる人のほうが多いかもしれません。

そもそも轆轤(ろくろ)とは、回転可能な円形の台のこと。手びねりで使われる手回しろくろは手動で台を回転させるため、連続で回し続けることは難しく、回転のスピードもゆっくりです。

しかしモーターつきの電動ろくろなら、足元にあるペダルを踏むだけで台を回転させ、遠心力を利用して整った造形のうつわを作ることができます。ただし回転のスピードが速いため、ちょっと焦ったり、気を抜いたりするとたちまち形が崩れてしまい、やり直しということも。慣れればまるで売り物のような美しい焼きものを作ることができますが、上達するには少し練習が必要です

一方、手びねりは電動ろくろの扱いに慣れる必要がないので、初心者でも気軽にチャレンジ可能ろくろの回転も手で調節できるため、スピードに焦って失敗してしまうこともありません。遠心力を生かした円形のうつわしか作れない電動ろくろに対して、手びねりなら形に制限がなく、どんな作品でも気の向くままに作れるところも魅力です。


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おすすめの陶芸教室:東京・京都・大阪・栃木・滋賀

おすすめの陶芸体験 東京・京都・大阪・栃木・滋賀

日本における陶芸の歴史は古く、縄文時代初期の縄文土器が最初であるといわれています。その後、茶の湯が広まった桃山時代から日本独自の陶芸文化が盛んになり、各地で独創的な焼きものが生み出されるようになりました。

現代では歴史的に陶芸が栄えたエリアを中心に、旅先でのアクティビティとして陶芸体験が人気を集めています。また、東京・青山、渋谷、原宿など、都心で開かれる陶芸教室も盛ん。たとえばこんな場所で手びねりを体験できます。

東京 六本木・青山

東京都心で陶芸 東京・六本木/青山

20代~30代の女性が多く通う、おしゃれで親しみやすい陶芸体験教室が多い六本木や青山。ウェディング用のペアの焼きものやプレゼント用の皿作り、ペットと一緒に陶芸体験するプランなど、伝統工芸である陶芸を斬新にアレンジしたオリジナリティ溢れるメニューが提供されています。


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ゆう工房 東京青山教室

【東京青山】挑戦派?癒し派?アート派?手回しロクロで陶芸トリップ♪陶芸一日体験☆

ゆう工房 東京青山教室
六本木・青山
3,960円~(税込)
  • 4.7
  • (39件の口コミ・体験談)

東京、名古屋、大阪、福岡に6教室を開校する「ゆう工房」。明るく気さくな専門スタッフがひとりひとりのスピードに合わせて一緒にお手伝い致します。☆美濃焼の土400gを使い、ロクロを回してうつわを手作り。 ①お茶碗 ②お湯のみ ③フリーカップ ④小皿 ⑤小鉢 からお好きな形を選んでお作りいただけます。☆体

レビュー・口コミ体験談紹介

楽しかったです
初心者の私達にとても丁寧にわかりやすく教えてくださいました。
陶芸の作業は心が落ち着いてストレス解消になりますね。
違う作品にも挑戦してみたくなりました。
仕上がりが楽しみです。
ありがとうございました。
5.0 ★★★★★ 体験日 2019年7月

Taku Nakano CeramicArts☆彩泥窯

【東京・表参道】手びねり1日体験~おしゃれな和の工房で本格的な陶芸製作!駅からすぐ!作務衣の貸出あり

Taku Nakano CeramicArts☆彩泥窯
六本木・青山
5,500円~(税込)
  • 5.0
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「彩泥窯 表参道工房」は、表参道駅から徒歩3分の陶芸教室です。当プランでは、ボウル、カップ、プレート、手びねり技法でおひとつお作りいただきます。作りたい形や大きさをイメージしながら、思い思いに形を整えていき、自分だけのオリジナルの作品を作りましょう!所要時間は約60分(説明10分・体験50分)となり

レビュー・口コミ体験談紹介

手びねり楽しめました
二人で手びねりしたのですが、指導も分かりやすく、また服装等の汚れもなく楽しめました。
もし可能であれば、いくつかまとめて作れるプランもあったら面白いかなと思いました。
5.0 ★★★★★ 体験日 2021年1月

うづまこ陶芸教室(UZUMAKO CERAMIC ART SCHOOL)

【東京・赤羽橋】オリジナルペットグッズを作ろう!ペットと陶芸体験、手びねり、当日予約OK!

うづまこ陶芸教室(UZUMAKO CERAMIC ART SCHOOL)
六本木・青山
5,000円~(税込)
  • 5.0
  • (2件の口コミ・体験談)

東京タワーからもほど近く、桜田通り沿いを一角にある陶芸教室になります。ペットグッズのお店ではたくさん可愛い器が売っていますが、出来ればオリジナルの物が欲しいですね。お名前入りの器や、ペットの似顔絵付のお皿、人形など、手作りならお好きな形のオリジナルグッズを作ることができます。当日予約OK!Potte

レビュー・口コミ体験談紹介

先日土日が雨の予定の時があり飼っている犬の散歩をすることが満足にできないと思ったため、たまにはと思い何か面白いものがないかと探していたところこの体験教室があったため面白いと思い体験してみました。今回はご飯を食べる時の器を作ることに。作っている間はワンちゃんには隣で待っていてもらいました。陶芸は初体験だったのですが伸ばした板を組み立てると言った内容のため、そこまで苦労しませんでした。犬の顔を模した器にしてみました。今回ペットとの陶芸体験ということで最後にワンちゃんの手形を皿に押して完成!!自分と愛犬のオリジナルグッズなんてすごい嬉しいです^^折角なので今回は絵を付ける体験もしてみることに。今度は犬の顔を描き込んでみたいと思います。とっても楽しい体験でした。焼き上がりが楽しみです。また今度は友人とワイワイ喋りながら体験したいと思います~^^
5.0 ★★★★★ 体験日 2018年5月

京都 祇園・東山・北白川 金閣寺・北野天満宮 周辺

京都 陶芸体験 祇園・東山・北白川 金閣寺・北野天満宮 周辺

京焼(きょうやき)として名高い清水焼の老舗など、歴史ある窯元での陶芸体験が人気。参加者は初めて陶芸に触れるという人が多く、初心者でも気兼ねなくレッスンが受けられます。工房で焼きもの作りを体験したあとは、併設のショップでお気に入りを探すのも楽しいもの。京都らしさと陶芸体験を一度に味わうことができます。


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米澤工房

【京都】京都西陣の町家でじっくり楽しむ陶芸手びねり体験

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金閣寺・北野天満宮周辺
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  • (14件の口コミ・体験談)

京都観光の思い出に、職住一体の京町家「織屋建」作家工房で陶芸体験してみませんか?当工房は実際西陣織を作っていた古い織屋建町家をそのまま使用しているため昔の京都にタイムスリップしたような癒し空間で陶芸体験を満喫していただけます。小さなお子様から体験可能。ひも状の土を積み上げていくだけなので初めての方で

レビュー・口コミ体験談紹介

初めての手びねり体験
友人と3人で手びねり体験をさせていただきました!手ぶらで行って、お喋りしながら楽しく作ることが出来ました^ ^ 先生も助けてくれるので安心でした!
器以外にもオブジェなど自由に作れるのでとても良かったです◎
5.0 ★★★★★ 体験日 2021年4月

陶あん 本店

【京都・東山】~泉涌寺・東福寺~ 京焼 窯元で自由に作陶!手びねり体験

陶あん 本店
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老舗窯元 陶葊での陶芸体験です。当プランでは、手びねり体験を行っております。静かな時間が流れる東山泉涌寺・東福寺界隈で旅の記念にあなただけの器を作ってみませんか?

大阪 心斎橋・なんば・四ツ橋

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大阪の観光スポットが数多くある心斎橋・なんば・四ツ橋エリアでも陶芸体験が可能。ショッピングの帰りに陶芸体験してみるのもおすすめです。

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【大阪・心斎橋駅】陶芸手びねり!お手軽プラン(茶碗、湯呑み、カップ)選べる色は16種!

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当店は心斎橋駅から徒歩8分の場所にある教室です。土日は朝から夕方まで開催しているので、陶芸を体験してから遊びに出かける、という楽しみ方がオススメ!女子会を開いたり、みんなで集まって遊ぶ際は、ぜひ当店をご利用ください。☆お得な値段でプチ陶芸!粘土500gでご飯茶碗・湯呑みや平たいお皿などの器が1個作れ

レビュー・口コミ体験談紹介

陶芸体験
スタッフさんにお手伝いいただきながら、一輪挿しを作成しました。優しく教えてくださるので初心者でも安心して楽しめます。仕上がりのカラーバリエーションも多く良かったです。
5.0 ★★★★★ 体験日 2022年1月

京橋陶芸教室

【大阪・京橋】初めての方歓迎!おためし1日手びねり陶芸体験

京橋陶芸教室
大阪城・京橋・市内東部
3,300円~(税込)
  • 5.0
  • (1件の口コミ・体験談)

陶芸の基本である手びねりの技法を体験します。粘土500gを使って、お湯呑み・お茶碗などお好きなものが作れます。スタッフが親切に指導いたしますので、初めての方でも安心です!集合時間は 月、水~土が10:00/14:00/18:00より、日、祝日は10:00/14:00よりお選びいただけます(定休:火曜

栃木 馬頭・茂木・益子・真岡

栃木県で陶芸 馬頭・茂木・益子・真岡

栃木県南東部に位置する益子町は、有名な益子焼(ましこやき)の産地として知られます。そのため、馬頭・茂木・益子・真岡エリアは数多くの陶芸教室や体験施設があります。那須高原や日光へのドライブ旅行とあわせて、陶芸体験を楽しんでみてはいかがでしょう。

益子焼窯元共販センター 陶芸教室

【栃木・益子】手びねりで作る世界で一つのオリジナルの器「益子焼の陶芸体験」団体様も歓迎!

益子焼窯元共販センター 陶芸教室
馬頭・茂木・益子・真岡
3,300円~(税込)
  • 5.0
  • (1件の口コミ・体験談)

テーブルの上で粘土をこねて作る「手びねり」でお好きな作品を1個お作りいただけるプランです。収容人数350名の広々とした教室で体験ができますので、お一人でも団体様でもお気軽にご参加ください。700gの粘土を使って何を作るかはあなた次第!焼き上げて完成するまでしばらくお待ちください。旅の思い出になる、世

レビュー・口コミ体験談紹介

益子焼手びねり初体験
時間も、早く平日だった事も有り、体験者は我々夫婦のみ。先生の丁寧な指導で我ながら面白い作品が出来上がりました。我が家のペットの、餌入れです
5.0 ★★★★★ 体験日 2018年3月

滋賀 甲賀・信楽

滋賀県で陶芸・滋賀県・甲賀・信楽

滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる信楽焼(しがらきやき)は、日本六古窯のひとつです。特有の土味が出す温かみのある火色(緋色)と、自然釉によるビードロ釉と焦げの味わいが特色。ドラマの舞台としても注目を集めました。陶芸文化を1日中体験できる複合施設もあり、憧れの信楽の土で心ゆくまで焼きもの作りを満喫できます。

大小屋(OOGOYA)

【滋賀・信楽】ペット同伴可!気軽に陶芸に挑戦しよう!バリアフリー設計の陶芸教室で手びねり陶芸体験 1点(1時間)

大小屋(OOGOYA)
甲賀・信楽
1,980円~(税込)
  • 4.3
  • (3件の口コミ・体験談)

陶土を紐状に積み上げ、思い思いの形を創る入門コース。コップ、お茶碗、置物など幅広く好きなものを1点お作りいただけます。500gの土から(目安はお茶碗一個分)作れます。作品の焼き上がりは約1ヶ月~1ヶ月半後になります。

レビュー・口コミ体験談紹介

満足
子供4人を1人で連れて行ったのですが、親切なスタッフさんばかりで楽しめました! きちんと説明もしてくださり、小さな子供でも楽しめました!
4.5 ★★★★ 体験日 2020年8月

大小屋(OOGOYA)

【滋賀・信楽】ペット同伴可!粘土1kgを使って贅沢に!2つの作品を作れる手びねり陶芸体験

大小屋(OOGOYA)
甲賀・信楽
3,300円~(税込)
  • 5.0
  • (1件の口コミ・体験談)

手びねりで2つの作品を焼成できる大変お得なコースです。作陶レクチャー付きですので、ちょっと難しいかもしれないと思うものにも安心して挑戦していただけます。ご家族でお揃いのコップ、夫婦茶碗、置物など幅広く好きなものをお作りいただけます。1kgの土から(目安はお茶碗二個分)作れます。作品の焼き上がりは約1

手びねりはどんな人におすすめ?

手びねりはどんな人におすすめ?

陶芸に初めてチャレンジする人や手先が不器用で上手にできるか心配という人はぜひ手びねりから陶芸の世界に触れてみてください。

電動ろくろに慣れるという「練習」がいらない分、もの作りの楽しさに無心で集中できるのが手びねりのいいところ。ちょっと形が歪んでも、それもまた味わいのひとつ! むしろチャームポイントに思えてくるから不思議です。

また、電動ろくろを使う場合は、やはり電動ろくろに適した形のうつわを作ることになりますが、手びねりにはそうした制約がありません。自由に好きなものを作りたい人やオリジナリティに自信があるという人に手びねりはとても向いている技法です。

電動ろくろと手びねりでは、用いる土にも違いがあります。電動ろくろ用の土は水分量が多いため、成形の後は乾燥の工程が必要になり、次の装飾に進むまでにある程度の時間が必要となります。一方、手びねりは、成形後に乾燥させる必要がなく、すぐに絵付けをすることが可能。旅先などで成形から絵付けまで体験したいというときは、手びねりのコースを選ぶことをおすすめします。


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手びねりのコツと楽しみ方

手びねりのコツと楽しみ方

陶芸というと熟練した技術が必要というイメージがあるかもしれません。でも、実際にチャレンジしてみると、想像よりも手軽に「使えるうつわ」が作れることに驚くはず。

皿も茶碗もマグカップも、粘土をこね、丸め、穴を開けて押し広げるといったシンプルな動作でみるみる形になっていきます。それは自分にしか生み出せない、世界にたったひとつの形です。

まずは陶芸体験や陶芸教室で、ひんやりと心地よい粘土に触れてみてください。最初のコツは、土と仲良くなること。上手に作ろうとしなくても、土となじみ、土と遊ぶような感覚でリラックスして楽しめれば、きっといい焼きものになることでしょう。

そして、できれば自分が作ってみたい食器や花瓶のデザインをなんとなくイメージしておくと、制作がよりスムーズになります。焼きものを展示している美術館やうつわの店で、お気に入りを探してみるのもおすすめです。

基本的な手びねりの技法

基本的な手びねりの技法

手びねりで焼きものを作るときには、いくつか基本となる技法があります。代表的なものを紹介しましょう。

玉作り(たまづくり)

玉作り(たまづくり)

土を玉の形に丸め、指先で形作っていく技法です。

まずは両手でキャッチボールをするように土を丸めて、きれいなボール状にします。

ボール状にしたものを手回しろくろにのせて密着。ろくろを回転させながら好みの形にし、中央に穴を開けます。

穴に親指を差し込みながら押し広げ、土の風合いを生かしつつ全体の形を整えていきます。

紐作り(ひもづくり)

紐作り(ひもづくり)

紐状に伸ばした土を積み上げて形を作る技法です。
巻き積み、巻き上げ、よりづくりといわれることもあります。

まずは土の玉を手のひらですり潰すようにしながら粘土を伸ばし、ある程度伸びたら板の上などで転がすようにして紐を作ります。

次に、手回しろくろの上にうつわの土台となる部分を作り、その上に紐を積み重ねて形を作っていきます。

紐作りはもっとも歴史の古い焼きものの成形技法で、日本では縄文時代から行われています。

紐作りで作れるデザイン

小鉢、平鉢、花瓶、一輪ざし、大型の壺、かめなど。人形なども作れます。

タタラ作り(板作り)

タタラ作り(板作り)
板状にした粘土(タタラ)を貼り合わせて成形する技法です。

まずは土を叩いて四角く成形します。

次に、タタラ板と呼ばれる板を土の両脇に置きます。タタラ板をを目安として土をワイヤーなどでスライスするかのべ棒を使って押しつぶして、同じ厚さの板を作ります。

曲げたり、くっつけたりしながら好みの形を作っていきます。板に石膏や素焼きの型(印花)で模様をつけることも可能です。

タタラ作りで作れるデザイン

小皿、サンマ皿のような四角い皿、マグカップ、箸置き、花瓶(花器)など。
箸置きは一度にたくさん作れるため、手作りのウェディングギフトとしても人気です。

くり抜き

くり抜き

最初にうつわ全体の形を作り、後で内側をカンナなどを使ってくり抜いて(かき出して)いく技法です。

まずはうつわ全体の形を作成。表面がほどよく乾燥したら、土の塊の内側をくり抜き、空間を作っていきます。

作品が大きい場合は糸を使って分割してからくり抜き、最後に接合します。

くり抜きで作れるデザイン

香合や小物入れなど、箱ものを作るのに適しています。ランプシェードを作るときは、成形してから少し乾かし、光を通したい場所をくり抜いたりカットしたりしてデザインしていきます。

手びねりに使われる道具

手びねりに使われる道具

手びねりの一番の道具は自分の手。とはいえ、思い通りの形にするには便利な道具も欠かせません。ヘラなどの小道具は、初心者むけにセット販売されているものもあります。

手回しろくろ

手びねりの成形や釉がけ、絵付けなど、幅広い用途に使用。錆びないステンレス素材のろくろもあります。直径は30cm前後のものが一般的。

ワイヤー(しっぴき・切り糸)

タタラ作りや、できあがった作品をろくろから切り離すときに使用します。

タタラ板

ワイヤーで土をスライスするタタラ作りに用いる板。2枚の板がセットになっており、その厚みに合わせて粘土の厚みを調節します

カンナ

くり抜き技法のときに土をくり抜いたり、高台(こうだい・うつわの底に設ける支えの台)をつけたり、厚みの微調整などに活用します。使用頻度の高い道具のひとつ。

掻きベラ

うつわの高台の側面や内側を削り出すときや、削りの仕上げに使用。土を掻き出すとき使う平掻きと、丸みをつけながら削りたいときに使う丸掻きがあります。

ハリ

装飾として細い線を引いたり、細かい部分に手を入れたりするときに使います。

木コテ

うつわの表面や内部をなめらかにします。

櫛目

作品に装飾として櫛目模様をつけます。

切り弓

うつわのふちをきれいに切って整えたいときに使用。弓を持った手を固定し、ろくろの遠心力を利用して切ります。

なめし皮

唇に当たるうつわのふちを切った後などに、表面をこすってきめ細やかにし、口当たりをよくするために使います。

手びねりは電動ろくろと違い、マイペースで成形できるので、友達や家族とおしゃべりしながらできるのもメリット。

旅先で体験すれば、最高のお土産になるはず! 「このうつわには何を入れようかな」なんて想像をふくらませながら、自由に手びねりを楽しんでみてください。


※プランや料金・紹介施設などの情報は2022年2月現在の情報です。

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陶芸体験 手びねりのよくある質問

Q陶芸体験『手びねり』とは?

A 焼きもの用の土をテーブルや台座の上で伸ばしながら成形する方法を『手びねり』(手捻り)と言います。手づくね(手捏ね)とも呼ばれます。回転台の上で作業を行う場合もありますが、回転台は足や電動で回すことはなく作品の向きを変えるために用いられます。初心者でも気軽にチャレンジる陶芸の技法が『手びねり』です。

Q『ろくろ』と『手びねり』との違い

A 『手びねり』でも手回しのろくろを使いますが、一般的に『ろくろ』とは電気や足で回転させるものを指します。ろくろで作る作品は見栄えが良いですが、技法が難しく個性的な作品を作りづらいと言われています。一方の手びねりは、陶芸初心者や小さな子供でも簡単に取り組め、趣向を凝らしたオリジナリティあふれる作品を作ることができます。

Q手びねりではどんな作品が作れる?

A 手びねりは、粘土を指先で伸ばしながら形を整えていく技法です。手びねりで作れる陶器の形には、基本的に制限がありません。茶碗やマグカップ、小鉢や皿など普段使いの器はもちろん、大きな壺や甕(かめ)の他、箸置きや人形といった器以外の陶器も作ることがます。どんな作品も気の向くままに制作できるのが手びねりの大きな魅力です。

Q手びねり陶芸体験がる場所は?

A 日本における陶芸の歴史は古く、焼き物の産地は全国各地に点在しています。栃木県の益子焼、岡山県の備前焼などが有名です。陶芸体験は歴史的に陶芸が栄えたエリアを中心に、旅先でのアクティビティとして人気を集めています。その他、東京23区内や大阪市内などの都心部にも陶芸教室が増えており、陶芸はより身近なものとなっています。

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