子供と一緒もOK!絵付け体験で世界にひとつだけの作品を作ろう!デザインのコツや体験教室の選び方もご紹介

子供と一緒もOK!絵付け体験で世界にひとつだけの作品を作ろう!

毎日の食事に欠かせないマグカップやお皿。これらを自分で作ることができたら、より食卓が楽しくなりそうです。
しかし、いきなり「電動ろくろ」や「手びねり」に挑戦するのはちょっと難しそう…と思う方も多いはず。
そんなときは、まず絵付け体験から始めてみることをおすすめします。

どんなものが作れるのか、人気の絵付け体験プランなどを一挙にご紹介します!

そもそも「陶芸」ってなに?

そもそも「陶芸」ってなに?

陶芸とは、粘土を食器や花びんなどに成形して、高温で焼成することにより「焼きもの」をつくる技術のことを言います。

また、焼きものには「陶器」「磁器」の二種類があり、これらは製造方法やできあがったときの性質に違いがあります。

陶器と磁器の違いは原材料にあり!

陶器は「陶土」とよばれる粘土が主な原料であることに対し、磁器は「陶石」とよばれる岩石が主な原料です。
また、陶器は800~1250度程度で焼くのが一般的ですが、磁器は1200~1400度と陶器と比べより高温で焼成します。

陶器の主な特徴は?

土を原材料にしているため、柔らかな風合いと温もりが感じられます。
また、吸水性が高いので使い込むほどに風味が変化し、味わいが増していくという特徴もあります。
日本では、瀬戸焼・唐津焼・美濃焼・常滑焼・信楽焼・萩焼・笠間焼などが有名です。

磁器の主な特徴は?

磁器の食器は軽くて丈夫なことから、和洋中問わず、幅広い食卓で多く使用されています。
耐熱性にも優れているので、陶器と違って電子レンジの使用が可能なのも特徴です。
日本では、有田焼・九谷焼・砥部焼・波佐見焼などが有名です。

陶芸体験ってどんなことをするの?

陶芸体験ってどんなことをするの?

陶芸体験では、その作りやすさやから磁器よりも陶器を扱う教室が多い傾向にあります
制作の流れは、粘土をこねて形を作る「成形(せいけい)」をしたあと、器に絵を描いたり色を付けていく「絵付け」に取り掛かります。

成形の技法には「電動ろくろ」と「手びねり」があり、これらは作り手の技術力や作りたいものの種類によって選ばれます。
電動ろくろはその回転力によって滑らかな曲線が表現できるところが魅力ですが、一方で手びねりは、回転形しか成形できない電動ろくろに対し、器に限らずどんな形でも自由に成形できるところが魅力です。


成形と絵付けが両方体験できるプラン

陶芸体験では、成形と絵付けが両方体験できるプランが多くあります。
しかし、成形してから絵付けをするまでの間に、数時間「乾燥」させ、さらに「素焼き」をするため、当然一日では終わりません。作品を完成させるまでに最低2日は教室へ通うことになります。

一方で、絵付け体験のみのプランであれば、あらかじめ素焼きされた生地が用意されているので、短時間でお手軽に体験することができます。

気軽に陶芸に触れてみたいという方や、子供と一緒に挑戦してみたいという方は、まずは絵付け体験のプランに参加してみることをおすすめします。


絵付け体験ってこんなに楽しい!

絵付け体験ってこんなに楽しい!

絵付け体験では、すでに成形されている器を使用するので、子供や初心者の方でもまるでプロ並みのキレイな作品を仕上げることも可能です。

所要時間は90分程度と成形体験と比べるとかなり短く、また1回の体験で完成させることができるので、なかなか時間が取れない人や、旅行先で陶芸体験をしたい方にもぴったりです。

また、絵付け体験だからといって「しっかりイラストを描かなくちゃ…!」などと肩肘張らなくても大丈夫。
ほとんどの教室では、絵付けの際に使用する絵の具のカラーバリエーションが豊富に取り揃えられているので、例えば、点や線、水玉模様といった単純な図形を描くだけでも、おしゃれな作品が出来上がります
さらには、絵付けには筆を使用するため、柄やイラストのほかにも、名前やメッセージを書くことも可能です。

自分の想像力をフルに働かせて、世界に一つしかないオリジナル作品をデザインしてみましょう!

絵付け体験の前に準備しておくことはあるの?

絵付け体験の前に準備しておくことはあるの?

絵付け体験をする際に必要な道具や材料はすべて教室で用意されているので、当日は手ぶらで参加OKです。

しかし、絵の具で服や靴を汚してしまうことがあるかもしれないので、万が一汚れがついても気にならないような服装や靴で行くことをおすすめします。
教室によってはエプロンの貸し出しをしているところもあるので、レンタルを希望する場合には一度確認しておきましょう。

絵付けするときのコツが知りたい!

絵付けするときのコツが知りたい!

陶芸の絵付けは、紙に絵を描くのとは違った難しさがあるので、初めのうちは慣れるまで少し大変かもしれません。
そこで、絵付けをするときのコツをまとめてみました。

最初にボールペンで下書きしよう!

お皿やマグカップなどは絵付けする部分が曲面になっているため、いきなり慣れない筆で描き始めてしまっては「上手くバランスが取れずに、思い描いていた形と違う仕上がりになってしまった…」なんてことにもなりかねません。

そんなときは、まずは器に下描きをするといいでしょう。
ボールペンであれば、絵付けが完成した後の「窯焼き」で完全に消えてしまうので、思いっきり描いても問題ありません。

イメージより少し太めに描こう!

粘土は熱を加えると、中の水分が蒸発します。そのため、完成したときの器の大きさは、絵付けの段階と比べて、サイズが若干小さくなります
そうなると、当然描いた線も細くなってしまうので、常に完成形をイメージしながら作業を進めていくようにしましょう。

色の重ね塗りは注意して!

絵付け体験で使われる絵の具は金属や石から作られているので、一般的な水彩絵の具と比べると伸びがあまり良くありません。何度も重ね塗りをすると、その部分だけ厚みがでてしまうこともあります
厚みを均一にしないと、乾燥するときにムラが出て、ひどいときにはひび割れの原因となってしまうこともあるので注意してくださいね。

また「窯焼き」をすると、絵の具の発色も変化してしまうので、事前に焼きあがったあとの色のイメージを確認しておきましょう。

絵付け体験で注意しておきたいこと!

絵付け体験で注意しておきたいこと!

絵付けが終わった作品は、数時間「乾燥」させ、さらに「窯焼き」をして完成されます。
これらの工程に、数週間から約1ヵ月半ほどかかることが多いので、絵付けした作品は当日持って帰ることができません。

完成した作品の引き渡しについては、直接教室まで取りに行くか、または宅配してもらえますが、その場合別途宅配料がかかることがあります。

贈り物として制作する場合や、使いたい日にちが決まっているのであれば、作品が手元に届く日にちもしっかり確認しておきましょう。

絵付け体験プランの選び方を教えて!

絵付け体験プランの選び方を教えて!

絵付け体験とひと口に言っても、教室によってさまざまなプランがあるので、選ぶのに迷ってしまいますよね。
そんなときは、「誰とどこで体験したいか」「どんな作品を作りたいか」から考えてみるといいでしょう。
以下を参考にして、自分のイメージにぴったりあった教室を探してみてくださいね!

自分の作りたい作品から教室を決めよう!

絵付け体験で用意されている器は教室によってさまざまです。
お皿やマグカップであればほとんどの教室で扱われていると思いますが、おちょこや灰皿、火鉢などちょっと変わった作品を希望する場合は、取り扱いのある教室から選ぶようにしましょう。

また、「あれもこれも気になって、なかなか作りたいものをひとつに絞れない…」という場合は、できるだけ器の種類が豊富な教室を選んで、当日のインスピレーションで作りたいものを選ぶ!というのもひとつの手ですよ。

森陶器館(Mori Touki Kan)

【京都・東山】3才から参加OK!10種類の素焼きから自由に選べる 絵付け体験

森陶器館(Mori Touki Kan)
祇園・東山・北白川周辺
1,280円~(税込)
  • 4.5
  • (1件の口コミ・体験談)

絵付体験は、湯のみ、マグカップ、ご飯茶椀など10種類の素焼きした陶器の中からお好きなものを選び、絵の具でお好きな絵や文字を書いて頂くプランです。

ゆう工房 大阪南堀江教室

【大阪難波】5つのアイテムの中から選べる絵付け陶芸体験☆楽しくセンスup♪

ゆう工房 大阪南堀江教室
心斎橋・なんば・四ツ橋
3,960円~(税込)

東京、名古屋、大阪、福岡に6教室を開校する「ゆう工房」。明るく気さくな専門スタッフがひとりひとりのスピードに合わせて一緒にお手伝い致します。☆素焼きの生地に絵や文字を描く絵付けコースです。 ①お湯のみ(小) 2客 ②お鉢 1客 ③マグカップ 1客 ④クマ型「たいmon君カップ」 1客(+660円税込

旅行先で参加するのもおすすめ!

短い時間で尚且つ思い出に残る作品を作ることができるため、旅行先などで絵付け体験を希望される方も多くいます。
絵付け体験ができる教室は日本各地に点在しているので、お出かけ先の地域から選んでみるのもいいですね。

また、陶芸が有名な産地であれば、職人が実際に作っている様子や、教室にあるギャラリーなどに展示されている美しい陶芸品の数々が見られるかもしれませんよ。

陶芸工房doka土火

【静岡・熱海】温泉につかった後は楽しく絵付け体験「スプーン絵付けコース」熱海駅から徒歩5分!

陶芸工房doka土火
熱海・初島
3,100円~(税込)

翌日お受け取り可能なコースです!陶器製のスプーンに全6色の絵具を使って絵付けをしていただきます。スプーンは2本作成できます。所要時間は約1時間となります。(誠に勝手ではございますが翌日休業の場合発送のみ承ります。)

お友達同士ワイワイ参加したければコレ!

お友達同士ワイワイ参加したければコレ!

本格的な陶芸品よりも、普段使いしやすいかわいい作品がつくりたい!」と思ったら、ライトに楽しめるサロンのような教室がおすすめです。

都心にいても気軽に体験できることから、最近では女子会やデートで絵付けを楽しむ人たちも増えています。雰囲気たっぷりのおしゃれな写真も撮れるかもしれませんね。

ゆう工房 東京青山教室

【東京青山】クマさん・ネコさんマグカップの絵付け陶芸体験☆オリジナルマグで毎日を楽しく♪

ゆう工房 東京青山教室
六本木・青山
3,960円~(税込)

東京、名古屋、大阪、福岡に6教室を開校する「ゆう工房」。明るく気さくな専門スタッフがひとりひとりのスピードに合わせて一緒にお手伝い致します。☆クマ型の「たいmon君カップ」、ネコ型の「めるmonちゃんカップ」に絵付けをするコースです。☆茶と紺の2色の下絵具を使って頂けます。 オプションで8色の絵具も

ゆう工房 東京銀座教室

【東京銀座】豆皿手びねりorネコの箸置きから選べるきっかけ陶芸体験☆今日をステキな一日に♪

ゆう工房 東京銀座教室
銀座・築地
2,640円~(税込)
  • 5.0
  • (1件の口コミ・体験談)

東京、名古屋、大阪、福岡に6教室を開校する「ゆう工房」。明るく気さくな専門スタッフがひとりひとりのスピードに合わせて一緒にお手伝い致します。☆60分のレッスンで作品を制作できるお気軽コースです。☆板作りの豆皿コースとネコの箸置き絵付けコースから選べる一日体験。・板作りの豆皿コース 直径約10㎝の豆皿

子供連れ大歓迎の教室もあります!

子供と一緒に絵付け体験ができる教室も多くあります。
教室によっては、絵の具ではなく専用のペンを使用するプランもあるので、まだ筆を使うのが難しいような小さな子供でも安心して楽しめるでしょう。
両親が陶芸体験中、子供はお皿にお絵描き♪というのも、素敵な思い出になりそうですね。

陶芸体験 八幡野窯

【静岡・伊豆高原】お皿絵付け体験!夏休みの自由研究にも★初心者、カップル、親子歓迎(当日朝まで予約可)

陶芸体験 八幡野窯
伊豆高原
1,200円~(税込)

専用のペンでお皿に絵付けをします。絵心がなくても大丈夫!自由に楽しく描きましょう!どなたでも気軽にお楽しみいただけます。

陶芸工房楽蔵

【岐阜・羽島】4歳~OK!手軽に楽しく絵付け体験★選べる器とカラフル絵具でオリジナル作品を!

陶芸工房楽蔵
岐阜・大垣
1,800円~(税込)

お好きな器・または自分で作った作品に、自由でカラフルな絵付け体験を楽しみましょう♪【小皿・湯呑み・茶碗・マグカップ】の中から一つを選び、1.5時間の体験時間内で、陶芸用の絵の具で絵付けをして、釉薬(ゆうやく・器の色つけに使うもの)を選びます。下絵具は「ベルベット絵具」を採用しており色の種類も多彩!釉

本格的な伝統的工芸品にチャレンジ!

本格的な絵付け体験がしたいと思ったら、信楽焼や瀬戸焼、唐津焼といった伝統的工芸品の絵付けにチャレンジしてみるのもおすすめです。

絵付けは、極めれば極めるほど奥が深まっていきます。
本物の工芸品に触れながら、絵付けの魅力にどっぷり浸かってみるのもいいですね。

もんた工房

【兵庫・尼崎】信楽焼の素焼き作品に絵付け体験(1日コース)駅より徒歩2分!小さなお子様も参加OK!

もんた工房
宝塚・西宮
2,200円~(税込)
  • 4.8
  • (2件の口コミ・体験談)

茶碗・コップ・湯呑・皿の中からひとつお好きな信楽焼の素焼き作品を選び、絵付けをしていただきます。他の作品も2週間前までにご連絡いただければご用意いたします。~体験の流れ~①集合、受付②注意事項等の簡単な説明③作品を選ぶ④鉛筆で下書きをしてから絵具で絵付け

九谷満月

【石川・加賀】九谷焼「絵付け体験」オンリー碗(ワン)をつくろう!初めてでも安心♪

九谷満月
加賀・小松・辰口
2,530円~(税込)

一度に250名様が参加できる九谷焼の絵付。湯呑み、マグカップ、花瓶、皿など、いろいろな絵付の体験が可能です。もちろんはじめての方でも大丈夫、親切丁寧にご指導いたします。初めての方でも、本格的にお楽しみいただけます。絵付用の本窯で焼きますので、きれいな発色です。焼き上がりには10日~14日程かかります

焼きものは、作る楽しみ&使う楽しみがあります!

焼きものは、作る楽しみ&使う楽しみがあります!

日本の伝統工芸としてのイメージが強い陶芸ですが、近年さまざまなスタイルの陶芸教室が増えたことで、老若男女問わず陶芸ファンが増加し、静かなブームを呼んでいます。

陶芸や絵付け体験は、作る楽しさを味わうだけでなく、出来上がったあとに使って楽しむことができるのも魅力。世界にひとつだけしかない自分だけのお皿やマグカップは、毎日の料理や食事に対する気持ちをよりいっそう高めてくれること間違いなしです。

興味のある方は、ぜひこの機会に絵付け体験に挑戦してみてくださいね!



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